2020/10/26 15:21

青森の10月終わり、すでに最低気温は0度に近づいてきています。

そんな中、特別栽培の弘前ふじを販売開始です!

通常の弘前ふじと何が違う?


そもそもなのですが、いっちゃん林檎農園の弘前ふじは最初から特殊だったりします。
市場の販売開始時期にあわせて早めに収穫して、木箱で保管が通常です。

対して、いっちゃん林檎農園では市場販売開始時期から2週間も遅れて栽培しているのが、今まで販売している弘前ふじです。

早めに収穫して木箱で保管するより、木の上で熟させていく方が味に優れるからです。
これは弘前ふじに限らず、ギリギリまで完熟を待つのは当園のスタイルでもあります。

今回の【特別栽培】弘前ふじは、さらに2週間も木の上で熟させています。
つまり市場販売開始時期より1ヶ月も遅れての収穫となります。

その理由はただひとつ。より味の良さを追求するためです。

通常と特別栽培では蜜入りが全然ちがいます!



こちら通常の弘前ふじと特別栽培の弘前ふじです。
一見すると違いはないように見えますね?では、割って中を見てみましょう。



蜜入りが全然ちがいますね!通常の弘前ふじも蜜が入っていますが、特別栽培の弘前ふじはさらに蜜が多いとわかります。

味もやっぱり全然ちがいます!

弘前ふじは、酸味と甘みのバランスが特徴です。サッパリとした酸味の後に、かむほど甘みが出てくるのですが、特別栽培はひと味もふた味も違います。

口にした最初から甘みがどっと押し寄せてきます。そして、蜜入りが進んでいるためパイナッパルのような香りすら感じます。

人気商品である、ぐんま名月やコスモふじにも引けを取らない味わいは格別です。

しかし特別栽培もいいところばかりではありません。

唯一の欠点は、収穫後どんどん身が柔らかくなってしまうことです。
いっちゃん林檎農園では、スマートフレッシュ加工によって、獲れたての味わいと食感を少しでも長く保てるようにしています。

そして、木の上でギリギリまで熟させて行く中で落下してしまうリンゴも多くなります。
つまり収穫量はどうしても通常よりも減ってしまうのです。

味の追求に挑戦した一品

なぜ、そこまでして特別栽培に取り組むのでしょうか?

それはやはり、園主の獲れたてでおいしいリンゴを召し上がっていただきたいという思いからです。

もっと美味しくなる可能性があるからこそ、挑戦しがいもあります。
その結果、お客様が「おいしい!」と喜んだり驚いたりしてもらうことが、さらなる励みとなります。

とても短い時間しか楽しめない貴重な一品、ぜひお試しください。