2017/10/05 23:22

青森はすっかり秋らしくなっています!


朝夜の気温は10℃を下回る日も多く。
人によってはすでにストーブで暖を取っているところも。
エアコンじゃ間に合わないあたり、さすが青森でしょうか。

紅葉シーズンもすぐそこまで来ていますが、いっちゃん林檎農園では収穫ラッシュが始まっています。

これからはリンゴの最盛期。
収穫タイミングを逃さぬよう、リンゴのチェックも入念です。

古川家で畑の様子を見せてもらいに行ったところ、園主いっちゃん直伝おいしいリンゴを見分ける方法がとても勉強になりました。

完熟の証「いぼり」リンゴがおいしい!

おいしいリンゴといえばどんなイメージでしょうか?

真っ赤でつるんとした表面でツヤツヤしてて・・・

「こっちの方が数段おいしい」と園主いっちゃんから差し出されたリンゴは表面がデコボコしたもの。



「いぼり」と呼ばれていて、これこそが完熟の証だそうです。

リンゴをどのタイミングで収穫するか?その見極めも腕の見せどころ。
つまり「完熟の定義は農家それぞれ」ということなんですね。

「いぼり」の場合は、皮が変形するほど生育が進んでいるということになりますね。

食べてみると、とにかく濃い!味も甘さも段違い!



選定の時に「いぼり」かどうかで区別しているわけではないそうです。

もしリンゴを選ぶ場合に、甘みが強いものが好きでしたら、この「いぼり」を探すと良さそうです。

一級品よりおいしい!?「つる割れ」

「これと食べ比べてみて」と渡されたもう1つのリンゴ。

つるのあたりに、切れ込みというか割れ目のようなものが。

果実と枝をつなぐ「つる」のところが割れている状態を「つる割れ」と言います。
割れ目から水分が入ることで、タネ付近が茶色く変色している可能性があります。



ただ、この「つる割れ」も完熟の証。

果実の成長スピードに皮の成長スピードが追いつかずに起きる現象なのです。

近年、市場では「つる割れ」したりんごは通常よりも味が良いとされています。

欠点は日持ちが悪くなることです。

試食係のぴよに食べ比べをしてもらったところ、先ほどの「いぼり」よりも「つる割れ」が好き!だそうです。

理由を聞いてみると、「いぼり」よりも甘さは控えめだけど、みずみずしくて最後までさっぱり食べられるとのこと。

我が娘ながら通な回答を・・・


園主いっちゃんからおすそ分けしてもらった試食用の「つる割れ」でご満悦の娘。

甘さ・インパクト重視なら「いぼり」。みずみずしさ重視なら「つる割れ」がいいかもしれませんね!

何より「つる割れ」はカテゴリが傷物なので、リーズナブルです。

ギフトには向きませんが、自宅で楽しんでいただくにはピッタリかも!

茶色く変色したところは、切り落とせば大丈夫ですし、味には影響ありません。

男りんご?聞いたこともない名前の理由

「ちなみにこれが男りんご」と渡されたのは、色の薄いもの。

これまでに渡されたりんごよりも、さらにツルっとした表面です。



率直にいうとおいしくないのだそうです。

つるの部分のくぼみが通常のものより浅く、皮も厚く、実が硬い。
酸味が強いので、おそらく「いぼり」の後に食べると相当な酸味に感じるのではないでしょうか。

その正体は摘果(てきか)が必要だったリンゴだそうです。

摘果とは、不要な果実を除いて、残った果実を大きくおいしく育てるための工程です。
食べてみると「いぼり」「つる割れ」に比べると酸味を強く感じます。

娘に試食してもらうと、これがみずみずしさNo.1 で、これはこれでおいしいと。
確かに甘さはなく香りも劣りますが、それも個性と言えるかもしれません。

インパクトある甘さ「いぼり」
通好みの「つる割れ」
特徴的な「男りんご」

青森県民としてはリンゴを食べ慣れているのでこのような感想なのかもしれません。

いっちゃん林檎農園ではちょうど食べ頃を届けるために、なるべく枝についた状態で完熟を待っています。

「ギフト用」「家庭用」「キズあり」には「いぼり」も含まれているはずです。
「つる割れ」もありますが、食べ頃の時期は短いので早めのご注文をオススメします!

「男りんご」は除外しておりますので悪しからず。

最後にこれから収穫をまつ品種の様子も撮影してきたので、ご覧ください!

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爽やかな酸味とシャキッとした心地よい食感。古川家イチオシ「ジョナゴールド」



まるでパイナップルのような風味とすばらしい甘さ。試食係ぴよ大好物「ぐんま名月」



りんごの王様。人気No.1「ふじ」